システム構成の例

１．最小構成システム

２つのCPUに、GSelectorサーバー及び、Zettaサーバーをそれぞれインストールします。OA（On-Air）はオンエア出力用で、Zettaをインストールし、4～８チャンネルの音声ボードを実装し、その出力をミキサーに入力します。PR（Production）は、プログラム編成用でGSelectorをインストールします。Zettaサーバー、GSelectorサーバー用のPCは、3GHz以上のCPU、4GBのメモリーが必要です。ZettaサーバーのHDDでRADEを組むことで、HDD障害においてはサービスの中断はありません。

２．最小＋Zettaクライアント構成

上記の最小構成に加え、ＰＲにZettaクライアントをインストールし、ＰＲにおいて、オンエア以外のZettaの機能、例えば、ＣＤのリッピングとか、ＶＴ（ボイストラック録音機能）を搭載します。ＰＲにも、音声ボードを実装します。ＯＡは、複数のウインドウを使いますので、スクリーンは２つ実装すると使いやすくなります。

３．中構成

上記の「最小＋Zettaクライアント構成」に更にGSelectorクライアント、ＰＲ２を追加しています。このことにより、複数のディレクターが同時に編成作業に取り組めます。

４．最強構成

上記の構成に、Zettaサーバー、ＯＡ２を追加し、Zettaサーバーの楽曲データを常時同期して管理します。このことにより、ＯＡのハードウエア障害時に、直ちに、予備系ＯＡから、放送を再開できます。

５．遠隔編成構成

下図では、２の構成に、VPNを構築し、局舎の外から遠隔で、番組編成などを行う構成を示しています。局外のラップトップに、VPNのソフトウエアをインストールし、局では、ブロードバンドルータにVPN機能の付いたものを選びます。

この場合、局には固定IPアドレスのあるインターネットに加入する必要があります。